よくある質問

Q.一般的な育英会と違うのですか?

A.一般的な育英会は学資支援のみ行ないますが、本会は学資支援とあわせて、奨学生が自己の徳性を高める道徳教育を実践しています。
高校生が懸命に勉学に励み、同時に自己の徳性を高め道徳的人格者を志すことを目的に設立されました。
本会編纂のテキストである「脩身」とは、わが身を修めるとの意味で、道徳的に正しい行いを身に付けることを目指す言葉です。
「脩」は「修」の旧漢字です。

Q.奨学金は返済しなくてもよいのですか。

A.返済義務はありません。
ひとりでも多くの自己の徳性を高めた奨学生が、社会に貢献する人物として巣立っていくことを本会は心から願っています。

Q.この育英会の学びは《学校の勉強と本質的に異なる》とありますが、どのような点が異なるのですか。

A.五倫を学び、日々の生活のなかで継続して実践します。
五倫とは人としての五つの倫理(人のふみ行うべきみち)です。

一、孝の心(親を敬う心、親に心配させない心)
二、忠の心(誠心誠意で最善を尽くす)
三、別の心(男女は互いに尊敬し助け合う)
四、序の心(目上の人を敬い、目下の人をいたわる)
五、信の心(人との約束は必ず守る。人にも自分も嘘をつかない)                                      

脩学生の皆さんには、自分の日々の取り組みや実践した際の質問などを、期日までに文章で定期的に提出していただきます。
この継続的な実践は脩學生の義務です。

Q.《人間学》とはどのようなものですか。

A.道徳は、人間が人間らしく生きてゆくうえで不可欠なものです。
本会が高校生向けに編纂したテキスト「脩身」には、論語、孟子、大学、中庸など数々の古典からの訓えや座右の銘、また偉人伝も掲載しています。
これらを正しく理解するまで『読書百遍』(どくしょひゃっぺん)します。
そして学んで知ったことは、日々の生活のなかで実践し体得します。
陽明学でいう『知行合一』(ちこうごういつ)です。
自分の徳性を高める学びを《人間学》とし、一人ひとりの実践を重要視しています。