修学生制度について

応募資格

  • 当会の趣旨に沿い、道徳的人格の完成を志す方。
    道徳を学ぶことは、学校の知識習得的な勉強とは異なります。道徳を学ぶことは実践哲学で、一時的に精神的な苦痛や困難を伴うことにもこれに耐えられる(日々、自分に克つ)ことが求められます。こうした姿勢を持てない方は、残念ながら当会の応募には適しません。ただし、自分の人格を高めたい、より良い自分をつくりたいと強い啓発心のある方は必ず耐えられることですので、十分に応募資格があると言えるでしょう。
  • 日本国籍で、公私立高校一年在学の男女で、国語力の高い方。
    当会発行の道徳テキスト「脩身」や脩學講座では、古典の表現や高度な国語表現が用いられることがあります。
    従って、ある程度国語力が高いことが望ましいでしょう。
  • 心身健全で、かつ中学3年間の平均的成績が中以上の方。

奨学金の支給

  • 合格者に返済不要の奨学金を月額2万円、三年間支給します。また、修学努力とその結果が優れた人には、月額4万円を上限として毎年奨学金の見直しがあります。

応募方法

  • 応募期間は毎年春季一回。応募は高校を通じて行います。
  • 応募者は当会が指示する文書に対して、応答文を提出していただきます。
  • 応募者は申請書類を在学校に提出し、学校長の推薦を受けていただきます。

募集要項

  • 脩學生制度の利用を希望する応募者は、当ページに例年4月頃掲載される「募集要項」、および3点の応募書類のPDFファイルをダウンロードし、要項をよく読み、本会の趣旨、目的、内容を理解した上で、所定の手続きに従って応募してください。
    提出していただいた書類選考ならびに面接を経て、合格者を決定いたします。

募集要項
募集要項

パンフレット
パンフレット

リーフレット
リーフレット

合格者の義務

脩學館 教室
脩學館 教室

  • 合格者本人の高校一年1学期(または前期)の成績表を提出していただきます。
  • 当会発行のテキスト、脩身1~6巻を学び必ず実践していただきます。
    これは実践して初めて学んだことになる、という儒教の知行合一の教えです。
  • 脩身1~2巻は1学年、3~4巻は2学年、5~6巻は3学年にそれぞれ無償支給いたします。
    その都度、脩身を読んだ「感想文」と、知行合一(実践)すると必ず発生する「問い」すなわち疑問、質問を指定期日までに当会に提出いただきます。
  • 脩學講座を年1~2回、東京・脩學館にて開催しますが、これには必ず出席し受講してください。(この際の交通費・宿泊費は全額当会が負担します)
    この講座のやむを得ない欠席以外は、除籍処分となることがあります。
  • 課題や感想文、またすべての提出物や脩學講座への姿勢などを通し総合的に評価をします。
    これらの評価で修学意欲が劣るとみなされる場合は、除籍処分となることがあります。
  • その他、当会の諸規約を守れない場合は、除籍処分となることがあり奨学金の返金を求めることがあります。
  • 当会入会時に脩學生本人の誓約書を提出していただきます。

当会発行のテキストの一部

教書 脩身

《脩 身》

この教書は道徳的人格者完成の三学から成る書である。
第一は経学(人間学)・第二は史学(歴史学)・第三は子学(人物学)
人間は、年少期にこの三学を学び実践することで、道徳的人格の完成を可能にする。

「脩身」からの抜粋

脩身1巻  巻頭(かんとう)言(げん)「徳性を高めよ」
『・・・人間が人間であるための本質的要素は「徳性」である。このことは二千数百年の昔、孔子の時代から言われていることである。そして、徳性の高い人ほど、万人からの信頼を得、禍も少なく、必然的に福にも恵まれるのである。・・・』

脩身2巻  経学(けいがく)「友情について」(出典:論語)
『子(し)貢(こう)友(とも)を問う。孔子曰く、忠告して、之(これ)を善導(ぜんどう)す。不可なれば則(すなわ)ち止(や)む。自らは辱(はずか)しむること毋(な)かれ、と。』

(通釈:子(し)貢(こう)が友人との交わり方について孔子に尋ねた。孔子は次のように答えた。
''友人に過(あやま)ちがあれば、真心をこめて諌(いさ)め導くようにしなさい。しかし、どうしても聞き入れられないときは、やめるがよい。しつこく忠告して、逆に反発されてこちらの面目までつぶされぬようにしなさい。''

脩身3巻  経学(けいがく) 「人の人たる所以(ゆえん)は礼儀なり」(出典:礼記(らいき))
『冠(かん)義(ぎ)に曰(いわ)く、凡(およ)そ人の人たる所以(ゆえん)の者(もの)は、礼義なり。礼義の始めは、容体(ようたい)を正しくし、顔色(がんしょく)を斉(ととの)え、 辞令(じれい)を順(じゅん)にするに在(あ)り。容体正しく、顔色斉い、辞令順にして、而(しか)る後に礼義備わり、以って君臣(くんしん)を正し、父子(ふし)を親しませ、長幼(ちょうよう)を和(わ)す。君臣正しく、父子親しみ、長幼和して、而る後に礼義立つ。』

(通釈:【礼記】冠義篇につぎのようにある。 ''およそ人が人であるためには、礼義をわきまえ、実行しなければならない。その礼の実行は、まず姿かたちを正しくし、顔色をととのえ、言葉づかいを順当にすることから始まる。容貌や言葉づかいについて、この基本ができて初めて礼義は実行可能となる。これを基に君臣の関係を正しくし、父子の間柄を親密に、年長者と年少者と仲良くさせるのである。こうして、君臣、父子、長幼の関係がそれぞれ正しく順当なものになれば、それで礼義は完成されることになる。''

脩身6巻  経学(けいがく)「人とのつき合い方」(出典:礼記(らいき))
『門を出でては大賓(たいひん)を見るが如くし、民を使うには大祭を承(う)るが如くす。己(おのれ)の欲せざる所は、人に施(ほどこ)すこと勿(なか)れ。』

(通釈:門の外に出て外部の人と交わるには、大切な客と合うときのように敬(うや)みをもち、人民を使うには大事な祭祀につかえまつるときのように気をつける。自分にしてもらいたくないようなことは、人にもそれをしてはならない。
他にも史学では「世界に誇れる江戸時代」(徳川恒孝)、「昭和史に何を学ぶか」(保坂正康)などを取り上げています。