人としての学び

Learning

人としての学び

私たちの
道徳教育

当会の脩學生は、入会から修了までの約三年間、当会編纂のオリジナルテキスト「脩身」を学び、その内容を日々努力して実践することで、徐々に自己の徳性を高めます。

「脩身」の出典元は、中国南宋時代の儒学者である朱子(しゅし)が、友人の劉子澄(りゅうしちょう)の協力を得て編著した、『小学』という年少者向けの書です。
『小学』は論語や孟子(もうし)などと同じように、人としての道をていねいに述べた指南書で、日本でも古くから人間学の入門書として重用されました。
「脩身」ではこれらの書物から、現代の高校生に有益なものを取りあげ、分かりやすく紹介しています。「脩身」は全部で6巻あり、一学年で2冊を学びます。

人としての道を「脩身」で具体的に学び、学んだことは日々努力して実践する。
この実践の積み重ねが習慣となり、道徳的な思考と行動ができる人物の育成を目指す。
これが【年少期に自己の徳性を高める】ことであり、私たちの目指す道徳教育です。
高校生という人生の基礎を創る大切な時期に、勉学やスポーツに邁進するのと同様、心の成長を強く望む、志ある全国の高校生を私たちは応援し、歓迎します。

教育方針

【日々の五倫の実践】
五倫とは、孟子(もうし)が提唱した『人としての5つの徳目(とくもく)(おしえ)』です。
五倫は「親愛」「誠実」「信頼」など、五つの人間関係を説く道徳の基本です。
脩學生は当会の開催する脩學講座で五倫について詳しく学び、これを日々の生活で実践しながら、少しずつよい習慣を身に付けてゆきます。

【脩身の読書百遍】
読書百遍(どくしょひゃっぺん)とは『三国志(さんごくし)・魏志(ぎし)』にあることばです。
「脩身」を繰り返し読むことで内容を正しく理解し、日々の正しい実践につなげます。
漢文の部分には読み下し文や現代語訳を記載しています。
音読を繰り返すことで、漢字の意味や古典のもつ味わい深さ、現在でもよく使う熟語の語源に出会うのも、楽しさのひとつです。
皆さんの知っている「啓発」や「温故知新」などは、論語からの出典です。
またそれぞれの巻で、高校生に有益な座右銘や偉人伝、歴史学なども紹介しています。

【脩身の知行合一】
知行合一(ちこうごういつ)とは、儒学のひとつ『陽明学(ようめいがく)』の有名なことばです。
『知識と行動は一致しなければならない』という、実践を重視したおしえです。
知っていても実践が伴わなければ、本当に知っているとは言えない、と説いています。
脩身をよく読み、人としての道を具体的に知り、それを継続して実践し、はじめて本当に「知った」ことりなります。

課題提出
について

当会から「脩身」に沿った課題を年2回出題します。これを約三年間継続します。
脩學生は「脩身」を読書百遍したのち、全部で8つの項目に関する課題を、指定期日以内に必ず提出してください。この課題提出はそのあとに開催する脩學講座の予習も兼ねています。まず自宅でひとりひとりが課題に取り組み、これを次の講座で同期生と共有しながら、さらに学びを深める学習方法です。
なお、提出された内容によっては、当会から再提出を求めることもあります。

脩學講座
について

三年間で全6回の講座を開催します。
講座出席のための往復交通費、宿泊費、講座中の食事は毎回当会が負担します。
脩學生はすべての講座に必ず出席し、全国の同期生と交流を深め切磋琢磨してください。
毎回の脩學講座では脩身の音読と解説のほか、同期生全員と問答などを共有しながら、対話形式で進めます。
講座では当会の理事長をはじめ、さまざまなゲスト講師を迎えての特別講義や、テーマに沿ったグループワークなども行います。